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【なかのひと】CATHOP | お互いの原点、ЁBRIの売場から繋がって。この夏にしか出会えない、特別な「ねっこ」の物語

この夏、ЁBRISTOREのオリジナルクラフトビール第5弾として、新作「ねっこ」が仲間入りしました。手稲区のマイクロブルワリーCATHOP(キャットホップ)さんと一緒に仕込んだ、生姜の風味を活かしたビールです。

夏の1日を終え、渇いた喉が冷たい一杯を求めている瞬間。グラスに注ぐ瞬間の音を想像するだけで、夏の夜へのワクワク感が少しずつ高まっていくものです。

私たちがこのビールのために名付けたのは、「ジンジャーウィートエール」という新しい味わい。
この特別な1本が生まれることになった人々の繋がり、試行錯誤の味わい、そしてこのビールが日常にもたらすゆたかなストーリーをご紹介します。

まちを超えて繋がる人の想いと、そこから生まれた特別な「ねっこ」

CATHOPを営むのは、帯広の大学の先輩後輩でもある、東さんと吉成さんのお二人です。 CATHOPがまだ自身の醸造所を持つ前、ビール業界の繋がりも、仕込んだビールを販売する機会も少なかった委託醸造の初期。あるお知り合いとの出会いをきっかけに、お二人は江別のЁBRIでビールを販売することになりました。

CATHOPさんがEBRIに出展していた頃

「地ビールブームが落ち着きを見せ、お酒の多様化が進む今、日本全国のクラフトビールシーンは決して甘い環境ではありません。新しくブルワリーを立ち上げる個人が、今後淘汰されてしまう厳しい現状もある。だからこそ、新しく始めようとしている若い才能を江別から応援し、ビール市場全体を盛り上げていきたい」

そんな青山店長の熱い想いと、CATHOPが手稲に念願の自社工場を構え、新工場を始動させるタイミングが重なり合い、この記念すべきコラボレーションが形になりました。

今回のビールに欠かせない、主役の生姜は江別のお隣である岩見沢産。ЁBRIの施設やイベントには岩見沢から足を運んでくださるお客様や出店者の方々も多く、江別にとっても非常に繋がりの深い大切な観光地。これを江別で丁寧に仕上げて生姜パウダーへと加工し、CATHOPのビールへと注ぎ込みました。手稲の醸造技術、岩見沢の素材、そして江別の加工。各地のすばらし「いいいもの」が、ЁBRIという売場を介して繋がり、ひとつのビールとして仕上がる。そんなまちを超えたあたたかい掛け合わせから生まれた、この夏だけの特別な一杯です。

少量仕込みの強みを活かした石見(いわみ)式醸造法

CATHOPさんのビール造りには、大きな特徴があります。それが、島根県で生まれた「石見(いわみ)式醸造法」というスタイルです。

家庭用の冷蔵庫を発酵機に改造し、150Lというコンパクトな専用の発酵バッグのなかで麦汁を仕込みます。毎回、新品の清潔な発酵バッグを使用するため非常に衛生的で安定した発酵が得られるうえ、小さな袋の中で管理するため、温度や発酵の進み具合を東さん自身の目で細かく見守りながら仕込むことができます。

この少量仕込みだからこそ、ホップの量や温度などの細かな調整が利き、「こんな味にしたい」というイメージを丁寧にビールへ反映させることができます。大量生産はできませんが、その分、一回一回の発酵にどこまでも真摯に向き合う。そんなCATHOPさんの丁寧な姿勢が、今回の繊細な味わいを実現させてくれました。

甘みとパンチの絶妙なバランスを求めた、毎日テイスティングの日々

目指したのは、誰でもゴクゴクと喉を鳴らせる爽快さがありながら、クラフトビール本来の美味しさもしっかり感じられる絶妙なバランスでした。しかし、生姜を使ったビール造りは非常に難しい挑戦でした。

生姜の量が多すぎると辛みや苦みが勝ってビールらしさが損なわれ、逆に少なすぎると生姜の爽やかさが隠れてしまいます。東さんは、信頼する他の醸造家たちの知恵を借りながらレシピを設計し、仕込み中は毎日、生姜の漬け込み具合を自身の舌でテイスティングして最適なパンチ具合を見極めていきました。開発時はЁBRISTOREのメンバーも一緒に集まり、「辛口のジンジャーエールのような爽快さがありながら、何杯でもいける味」を追い求めて、試飲と話し合いを重ねました。

ベースとなるビールに使用したのは、江別が誇る小麦ハルユタカです。 グラスに注ぐと、ハルユタカ特有の芳醇な甘い香りが優しく立ち上り、目の前にはジューシーさとコクを期待させる、やや明るいオレンジ色の液体が広がります。口に含むと、ハルユタカにしか出せないふくよかな香りと甘みが口いっぱいに広がりますが、後味を生姜の心地よい刺激がスッと締めてくれるため、重たさを感じず、何杯でもゴクゴクと飲み進められます。

生姜のシャープなキレとハルユタカの豊かな甘みが完璧に調和したこの1本は、ビールが苦手な人には「苦みが抑えられて爽やかに楽しめる、大人の辛口ジンジャー」として、ビール好きな人には「小麦の豊かなコクと生姜のキレを同時に楽しめる、本格的なクラフトビール」として、どちらの方にも楽しんでいただける自信作になりました。

歴史の「ルーツ」、そして「ねこ」と「生姜」が重なる姿

このビールの名前は、「ねっこ」と名付けられました。

実は、現代私たちが親しんでいるジンジャーエールの起源を辿ると、18世紀のイギリスにさかのぼると言われています。当時は生姜そのものが風邪や体を整える薬用(薬草)として重宝されており、その成分を美味しく摂るためのアルコール飲料「ジンジャービール(生姜の発酵酒)」が本来のルーツだそう。生姜そのものが「根(根茎)」であること。そしてCATHOPさんのモチーフである「ねこ」。委託醸造時代を過ごしたCATHOPさんにとっての原点の地が、ここЁBRIであること。これからも、ЁBRISTOREが江別の地へと深く「根を張って」いくこと。そんなお互いの歩みを重ね合わせたネーミングです。

ボトルのラベルは、中央に配された愛らしい「ねっこ」のロゴマークが主役です。生姜のゴツゴツとした不規則な形をデフォルメし、色合いやしましま模様によって生姜のようでもありねこのようでもあるシルエットを表現しました。

どこか懐かしい切り絵のような質感は、ЁBRIの赤レンガが積み重ねてきた温かい歴史観にそっと寄り添う佇まいです。背景には、すっきりとした夏の青空を思わせるブルーと黄色の爽やかなカラーリングを配し、夏の乾杯シーンを軽快に彩ってくれます。

忙しい毎日を頑張る大人たちへ、ご褒美の一杯を。

クタクタになって帰宅した夏の平日の夜、冷蔵庫から冷えた「ねっこ」を取り出す。一口飲んだ瞬間に弾ける生姜のビリリッ!とした強烈な刺激が、1日の疲れやモヤモヤを吹き飛ばし、自分だけの楽しい夜の時間へと気持ちを切り替えてくれます。

あるいは週末のガレージやベランダで、夕暮れから夜へとゆっくり移り変わる心地いい夜風に当たりながら、夫婦や仲間と静かに乾杯する。スパイスの豊かな余韻をじっくり味わいながら、いつもよりちょっと深い会話を楽しんでみるのも、このビールならではの贅沢な過ごし方です。

忙しい日常の手を少しだけ止めて、自分をそっと労うご褒美のひとときに、この爽快な一杯を添えてみませんか?
オリジナルクラフトビール「ねっこ」は、ЁBRISTORE店頭にて7月18日(土)より季節限定で発売を開始しています。

この夏を一緒に楽しむおいしい相棒を、ぜひ店頭で手に取ってみてくださいね。暑い夏、日常を少しだけお休みして、心地よい乾杯の準備を整えに。ЁBRISTOREのスタッフ一同、みなさまのご来店を心よりお待ちしております。